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Guide 2024:コンピュテーショナル・ストレージ(ScaleFlux CSD)の概要
2024/07/30
製品知識

Guide 2024:コンピュテーショナル・ストレージ(ScaleFlux CSD)の概要

1. コンピュテーショナル・ストレージとは
– 特殊な機能を実行するための計算要素を持つストレージデバイス
– CPUの負荷を軽減し、データ中心のタスクを処理

2. ScaleFlux のアプローチ
– カスタムASIC(SoC)を搭載したSSD
– 透過的なインライン圧縮・解凍機能を実装
– PCIe Gen4インターフェース、U.2フォームファクター

3. 主な利点
1. パフォーマンス向上
– IOPSとバンドワイドスの向上
– 高い容量使用率(85-90%)でも性能を維持

2. 容量の拡大
– データ圧縮により物理容量の2〜3倍の名前空間を実現

3. 耐久性の向上
– 書き込みデータ量の削減により、1日あたりのドライブ書き込み回数が増加(5回から9回以上へ)

4. 効率性の向上
– CPUリソースの最適化
– より多くのデータ分析が可能

4. 適用分野
– 機械学習と人工知能の大規模データセット
– NoSQLなどの構造化・非構造化データベース
– ストリーミングデータ(金融市場データなど)

5. 2次的な効果
– アプリケーションライセンスの効率向上(SQL Server、Oracleなど)
– 電力効率とサステナビリティの向上

6. 導入時の考慮事項
– データの圧縮可能性の評価(ScaleFluxが評価ツールを提供)
– U.2バックプレーンを持つサーバーが必要
– 理想的にはPCIe Gen4対応のサーバー(Gen3でも動作するが性能が制限される)

詳細は以下のリンクを参照。

What is Computational Storage